おはようございます!
ホームバリスタのRyuです。
本日紹介する本は、以前からブログでもお話していた、
絶賛わんぱく中の息子との関わり方について、
改めて真剣に向き合う為読んでいた育児本の一つを紹介したいと思います^_^
ママも子どももイライラしない/親子でできるアンガーマネジメント(小尻美奈)
ママも子どももイライラしない 親子でできるアンガーマネジメント [ 小尻 美奈 ]
価格:1,540円(税込、送料無料) (2023/4/8時点)
この本の内容
この本は、幼稚園教諭、保育士として働き、
一般法人社団法人日本アンガーマネジメント協会認定のアンガーマネジメントコンサルタントとして、
学校、省庁、企業などで講演や研修を行っている著者が書いた、
親子で一緒にできる、怒りの感情と上手に向き合う為のアンガーマネジメントトレーニング本です。
僕がこの本を読むきっかけとなったのは、
最近第二子(娘)が産まれ、新年度になり心が不安になっている息子(4歳)が、
娘にイタズラしたり、家の中で走り回ったり、ご飯を食べなかったり、
注意するとすぐに癇癪を起こして、拗ねたり、
となかなか手を焼いていて、夫婦とも毎日怒ってしまっている現状について
どうしたらいいものか?と考え
藁にもすがる思いで手に取りました。
この本には親の一人称はママと書かれていましたが、
昨今夫婦共働きの影響もあり、パパも育児を行う機会が増えてきていると思うので、
ここでは親として書いていきたいと思います。
この本から学んだ事
この本から学ばせてもらい、今現在僕が実践していることはたくさんありますが、
その中でも僕がとくに心に響いた事や、気づいたことを3つ紹介させていただきます。
- 親がイライラするのは当たり前
- イライラするサインとは
- 怒る時のルール(怒るコツ)
親がイライラするのは当たり前
まず、この本に書かれていた前提として、
親がイライラするのは当たり前
ということでした。
その理由として、
そもそも怒りとは身近な対象にほど強く感じ、
力関係の強い人から弱い人へ向かうといった性質があるからとの事でした。
親にとって、子どもは最も身近な存在であり、圧倒的な経験や知識の差があります。
その為親子の関係下ではは、そもそもイライラを生じやすい状況にあるという事でした。
確かにそう言われれば、親子関係以外においても、
職場での上司から部下、友人関係でも先輩から後輩などの上下関係下のほうが怒りの感情が生まれやすいように感じますね。
そう考えるとイライラする事は仕方のない事、
と少し割り切って受け入れることができそうです^_^
となると必要な事は、
イライラしない事ではなく
イライラした時にどう行動するか
が重要と捉える事ができますね。
イライラするサインとは
また、本書には自分が感じる怒りにも様々な気づきが隠されており、
怒りを悪いものと捉えず、自分を理解する大切な感情の一つとして扱うことが上手に怒りと向き合う為の秘訣であると述べられていました。
本書には怒りが教えてくれるサインが8つ紹介されていて、
その中でも僕が印象に受けたものが、
怒りは自分の価値観に気づかせてくれるでした。
この本で著者は、怒りの正体は自分の内側にある『べき』であると述べており、
「〜するべき」「こうあるべき」という、自分が「当たり前」「常識」と思っていた価値観は誰にでもあり、
そして、その自分が当たり前だと思う価値観に反するようなことが起きると、怒りが生まれるとのことでした。
そしてこの『べき』という価値観の多くは、育った環境で形成され、大人になるまでに過ごしてきた家庭、学校、地域、職場、社会活動などで長年かけて培われるということであり、
価値観は、何が正解/不正解で、何が良い/悪いというこでもなく、たとえ他の人から不毛と思われるような『べき』でも、自分にとっては大切な『べき』であると言うことでした。
確かに、食事ひとつをとっても、さまざまな価値観があり、「ご飯は一日3食とるべき」「残さず食べるべき」「お箸は正しく持つべき」のような、どこの家庭にもありそうな一般的な価値観から、
「白米ではなく玄米にするべき」「有機野菜を使うべき」など家庭によって変わるであろう、こだわりに近い「べき」もあり、そこには正解、不正解などあるはずもないですよね^_^
確かに価値観は自分が成長する過程で、色んな人や経験を経て作り上げられるものであり、
他人に押し付けるものではないものですよね、
価値観を大切にするあまり自分や家族がイライラに振り回されているのであれば、見直したほうがいい価値観もあるのかもしれませんし、
そう思うと自分の価値観を子供に押し付けるのも一概に正しいことでもない、と考えていくと普段感じる怒りも少し収まっていく気がします^_^
怒る時のルール(怒るコツ)
また、本書では『叱る』ことの大切さを、
「叱る」とは、子どもの健全な成長を願い、善悪の判断、社会のルール、しつけなどを教える機会であり、親が子どもに真剣に向き合う家庭教育である。
と述べられていました。
本書には、その為の上手に叱るステップが5つ紹介されており、
僕が今実践しているものは、
[怒る、怒らない]を決める
ということです。
前章でも紹介した自分の中の『べき』の境界線を見極め、叱るポイントの一貫性を保つことで、
子どもに『やってもいいこと、だめなこと』『守るべきルール』をわかりやすくする伝えることが大切との事でした。
実際に自分の価値観やポイントについて考えていくと、
僕自身も幼少期からご飯を残したり、きっちり三食食べる事としつけられていて、
それをいつのまにか息子にも求めていた気がします。
しかし、現代では1日二食や一食などの食事法も推奨されていたりと様々な考えもあり、
息子に食べろ食べろと無理強いするのもいかがなものかと感じるようになりました。
そして何より食事を無理に勧められても美味しく感じれなくなるし、食事自体も楽しくなくなりますよね。
そう思うと最近は、
『まあ今日は朝と昼しっかり食べてくれてたし、夜はいっか^_^』
と肩の力が少し楽になる日が多くなってきました。
こんな人におススメ
本書にはその他にも、
実際にイライラを落ち着かせる為のメソッドや、
心を広げてイライラしにくくなるような毎日の取り組み方などがたくさん紹介されていました。
僕自身この本を読んで、息子との毎日の関わりに、より真剣に向き合う事ができ、
イライラした時にも以前よりその怒りについて客観的に俯瞰して見れるようになった気がします。
なのでこの本は、
今現在育児に悩んでいるママやパパはもちろん、これから子供を授かる方々に是非読んでいただきたい一冊だと思います。
また、文面は育児本のように感じますが、
内容はアンガーマネジメントであるので、この本に書かれてある、ママや子供の一人称を変えて読むと、
職場での上司、部下、先輩、後輩関係にも使える一冊ではないかと思います^_^
貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました、
この時間が皆さまにとって、より良い時間となっていただけたら幸いです。
僕が読んだ本を不定期で投稿している、学びの為の読書アカウントをこちらからフォローしていただけたらめちゃくちゃ喜びます(^o^)
ママも子どももイライラしない 親子でできるアンガーマネジメント [ 小尻 美奈 ]
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