どうも、ホームバリスタRyuです。
今日紹介する本はこちら。
人を選ぶ技術[小野壮彦]

この本の内容
こちらは、
世界最高峰のエグゼクティブサーチファーム(ハイレベル経営層のヘッドハンター)エゴンゼンダー社で、
100社以上、5000人を超えるグローバルカンパニーのトップマネジメントの目利きしてきた、
ヘッドハンティングのプロである著者が執筆した、
人を見る目を鍛えるための本です。
この本の内容
この本の著者は、
人を見る目は決して才能ではなく筋トレのように鍛える事ができるものであり、
日々の意図したトレーニングから培う事ができる能力であると述べており、
著者自身も経験の浅い頃は、失敗した過去もあり、
様々な経験から人を見る目が鍛えられてきたと書かれています。
この本には、そんな著者の経験から培われた
『人を見る目』『見立てる』目を養うメソッド
また、人を見る目を鍛えると自分の人生がどれだけ好転するのかなど、
人生に役立つエピソードがたくさん書かれている一冊でした。
この本から学んだ事
僕がこの本を選んだ理由は、
僕自身も20代の頃、将来への人脈作りの為に色んな場所に出向いたり、
人との交流の増やす為に、なるべく誘いを断らないようにして、人間関係を築いていました。
しかし、
30代になって、家族をもって
家族以外の人間関係に使える時間が極端に減り、
疎遠になる人や、その貴重な時間の中でも
関係を続けられる人と分かれてきた中で、
自分の人間関係の築き方を今一度真剣に考えていきたいと思い、手にとる事になりました。
目次
この章では僕がこの本を読んで気になったところや、腑に落ちた点をまとめてみました。
- 人を見る目は何に役立つのか
- 人を4つの階層で捉える
- 『優秀で有害な人』=『EVIL』とは
人を見る目は何に役立つのか
まずは、
人を見る目を鍛えるとどんな事に役に立つのかという事について
人を見る目と言われると、
企業の採用面接のような場面を思い浮かべる方が多いと思いますが
著者は、
人を見る目の適用範囲は幅広く、採用面接や、エグゼクティブとしてのヘッドハンティングの場面ではもちろん、
プライベートでの友人関係や、パートナー選びにも適してた技術であると述べています。
その理由として、本書に記されている図に、
縦軸が[関係する人が自分に与える影響の大きさ]
つまり、自分への人生のインパクトの大小を表す軸
横軸が[関係を持つうえで自分が持つ選択度の大小]
自分がチョイスできる大きさを表した図でわかりやすい説明がされています。

プライベートの話からいくと、
縦軸の自分の人生に大きな影響を与える関係は、親、兄弟、配偶者、といった[家族]であり、
ちょっとした[知り合い]は大した影響は持ち得ない、仲のいい[友人]や[親友]、[彼氏、彼女]はその中間となります。
そして横軸の[自分で選べるか、選べないか]で見ると
[配偶者]や[親][兄弟]は自分への影響は大きいが、基本的に選べない、
[知り合い]は、選ぶ選ばない以前に勝手に築かれていき、自分への影響は少ない
そこから徐々に、選択肢の余地があり、
自分への影響力が大きくなっていく関係を、右肩上がりの矢印に記していくと
[友人]→[親友]→[彼氏][彼女]→[恋人(配偶者候補)]
となって行き、人を見る目の重要関係度でいうと、
[恋人(配偶者候補)]選びに真価を発揮する能力であると述べられていました。
確かに恋人はともかく
結婚(配偶者)してしまうと、その関係を断ち切るのは容易ではないので、
出来るのであれば自分にマッチした相手と一緒になりたいですよね。
人を4つの階層で捉える
本書に書かれている具体的なメソッドの基本[型]
最初のフレームワーク(骨格、枠組みであり、構造)として
人を4つの階層で捉えると書かれています。
こちらも本書に逆三角形の図で記されており、

上から
1階[経験、知識、スキル]
地下1階[コンピテンシー]
地下2階[ポテンシャル]
地下3階[ソース・オブ・エナジー]
として人の中身を見抜く為の型が一つ一つ説明されていました。
この図の浅い方(つまり地上に出ている1階)ほど、他人から見えやすく、わかりやすい、そして変化しやすい部分であり、
地下に潜れば潜るほど、わかりにくく、変わりにくい部分であり、
こうした建物図のように人の内面を捉え
意識を込めて試行錯誤し、トレーニングを積んでいく事で
人間の内面が設計図のように浮かび上がってくると述べられていました。
『優秀で有害な人』=『EVIL』とは
また本書ではその他にも人を選ぶ段階で
[優秀、平凡][善、悪]の2タイプでわけ
- 平凡で善な人間
- 平凡で悪な人間
- 優秀で善な人間
- 優秀で悪な人間
として4つ人間に分類する事で自分に必要な人材を炙り出す事ができると述べています。
この中で、
一般的に人畜無害と言われる
平凡で善な人間
は特に見極める必要はなく、
平凡で悪な人間
もまた、わかりやすく周りに悪影響を与えている為避けやすいとの事、
そしこの中で誰もが1番欲しい存在が
優秀で善な人間
であり、見る目を養って見逃さないようにしたい。
この中で1番恐ろしい厄介なタイプが
優秀で悪な人間
だと述べられています。
優秀であるが、いつも会社に対しての文句や、ネガティブな発言をまき散らし組織を少しずつ崩壊させる存在。
問題なのは優秀であるが故に、周りからの評価が良かったりする為、発見が遅れてしまうとの事でした。
本書では、このような人に害をもたらす人間を『EVIL』として、
そのような人の見抜き方や、対処法が事細かに書かれており、
この優秀で善な人間と、優秀で悪な人間の2タイプを最も注視して見分ける必要があると述べられていました。
こんな人におススメ
僕が思うこの本をおススメしたい人は、
組織の人事を任されている人や、経営はもちろんですが、
パートナー探しや婚活をしている人、
今人間関係に悩んだり、疲れたりしている方に是非読んでいただきたい一冊だと思いました^_^
本日も貴重なお時間の中、ご一読いただき誠にありがとうございました。
今後もわかりやすく、楽しいワクワクするような本の紹介記事を目指していきたいと思いますので何とぞよろしくお願いしますm(__)m
僕が読んだ本を不定期で投稿している、学びの為の読書アカウントをこちらからフォローしていただけたらめちゃくちゃ喜びます(^o^)
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