なぜ人は自分を大きく見せたがるのか、
4月はどこの会社でも新入社員が入ってきやすい時期
改めて考えさせられます。
最近たまたま出会った言葉に
中国の思想家『老子』の言葉があり、少し共感させられました。
つまだつ者は立たず、跨(マタ)ぐ者は行かず。
自ら見(アラ)わす者は明らかならず、自ら是とする者は彰(アキラ)かならず。
自ら伐(ホコ)る者は功無く、自ら矜(ホコ)る者は長とされず。
其の道に於けるや、餘食贅行(ヨシゼイコウ)という。物は或(ツネ)に之を悪(ニク)む。故に有道者は處(オ)らず。」
とあります。
この文意は
「 つま先立ちする者は長く立っていることはできないし、大またで歩く者は遠くまではいけない。
自分からを大きく見せようとする者は人々に明らかに知られることはなく、自ら自分を良しとする者はその良さは人々に認められない。
自ら誇る者はその功績は認められず、自らその才能を誇る者は人々の長とされることがない。
このような無理なやり方は、無駄で余計なものである。すべてのものがそのようなことを嫌悪する。
従って、有道者は決してそのような所に身を置かない。 」
確かに周りで自分を大きく見せようとして、知識をひけらかしたり、
自慢したり、知ったかぶりをする人がいますが、
大抵は長続きせず、途中から周りも冷めた目で見るようになっていきます。
そして僕自身も身に余る仕事に挑戦した過去があり、
見事に打ち砕かれました。
改めて自分と向き合い、己をしり
物事にはしっかりとした階段があるのだと感じました。
その階段を段飛ばしで上がろうとすると
かならず転げ落ちる
まさに老子の言葉通りです。
今また挑戦のタイミングがきている時、
この言葉に出会えてよかった。
次は
同じ轍は踏みません
着実に一歩ずつ
駆け上がります!
今日も拙いこのブログを読んでいただき
ありがとうございました。
2023/4/10
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